「東京から一番近いヨーロッパ」と呼ばれる、
フィンランドのヘルシンキに行ってきました。
ヨーロッパといえど、フィンランドの街並みは装飾がありすぎない、
シンプルでまとまりのある印象を受けました。
ヘルシンキ大学の図書館。
光がたっぷり入ってきていて、本を読むより昼寝をしてしまいそうなくらい
開放的な空間です。
アンティネン・オイヴァ・アルキテヘディットという方が設計をしたそうです。
5層の吹き抜け。
そしてこちらはカンピ礼拝堂。
ヘルシンキ中央駅からすぐの所にあります。
まるで曲げわっぱ弁当のような建築物ですが、
不思議と街に溶け込んでいます。
こちらはヘルシンキ大聖堂。
この写真には写っていませんが、
下には大階段が続いており圧巻の佇まいでした。
カンピ礼拝堂とはまた違い、クラシックで厳かな雰囲気に包まれていました。
フィンランドはサウナで有名な国ですが、このように教会も数多く存在し、
街の喧騒やめまぐるしい日常から、「ふっと心を落ち着けたい」と思った時には
宗派関係なく誰でも気軽に訪れる事が出来るのだそうです。
サウナもフィンランド人にとっては心を落ち着ける場所。
どうりで、フィンランドの人たちは皆せかせかしていないのです。
海外に行くと日本人はなんてせかせかしているのだろうと、(自分を含め)
痛感させられます。
もっとゆったりした気持ちで日々を過ごしていきたいものです。
建築を通してその国ごとの国民性も垣間見えた旅でした。